天月-あまつき-「ココロショータイム」:人々を招き入れ、カラフルな歌声と音を振りまく
Jul 31, 2021
ハンドクラップしたい、踊りたい、歌いたい。天月-あまつき-の「ココロショータイム」は、『魔入りました!入間くん』のアニメ第2シリーズのエンディング・テーマに使われています。アニメで聴ける部分だけでもその魅力は伝わりますが、その後にはカラフルな展開が広がっているため、フルレングスを聴けばもっと楽しめることは必至です。
初めて天月-あまつき-の歌を聴いたとき、クリアで、よく通る歌声だと思いました。高音を出すところや力強く音を伸ばすところは特にインパクトが大きく、記憶に残ります。彼の歌声を聴いていると、街を練り歩くマーチング・バンドや、それを先導する指揮者が思い浮かびました。音を率いて、聴き手を導く歌です。
淡々とループするリズムは中毒性が高く、そのなかで踊るように響くギターやベルなどの音が心地好い。なかでも印象的な音はホーンやパーカッションであり、鮮やかに軽やかに響き、曲を彩ります。多くの人を招き入れるポップさと、ファンキーな格好良さが混ざり合うサウンドです。
楽しかった時間にも終幕が訪れます。最後にエレクトリック・ピアノの音が余韻を残して響くと、音の記憶はリワインドし、再び頭から聴きたくなります。聴き手の心を奪うショーは続くのです。