X-Ecutioners「It’s Goin’ Down [feat. Mike Shinoda and Mr. Hahn]」:若き二人のラップとスクラッチが駆け巡る

fujiokashinya
Jan 20, 2021

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Mike ShinodaのラップとMr. Hahnのスクラッチを重ねたX-Ecutioners「It’s Goin’ Down」は、2001年に発表されました。LINKIN PARKのアルバム『Hybrid Theory』のリリースから20年、『A Thousand Suns』からは10年が経った2020年、LINKIN PARKを聴きなおす機会が増えました。アルバム以外の曲も聴きたくなり、Apple Musicで探すうちに出会った曲です。

僕はラップとスクラッチに魅せられてLINKIN PARKの虜になったため、そのふたつが詰め込まれた「It’s Goin’ Down」は、自分にとって最高のコラボレーションです。ギターを効かせたヒップホップのトラックに乗ってスクラッチが暴れ(頭を振るMr. Hahnの姿が目に浮かぶ)、Mikeのラップが縦横無尽に駆け巡ります。

X-Ecutionersは、LINKIN PARKのリミックス・アルバム『Reanimation』に、「X-Ecutioners Style」という曲で参加しています。これはLINKIN PARKの「Forgotten」や「One Step Closer」などをサンプリングしつつ、Black Thoughtのラップを加えた曲です。「It’s Goin’ Down」と同時期に録音されたものと思われますが、どちらもLINKIN PARKの曲はヒップホップとの親和性が高いことを示しています、

「It’s Goin’ Down」は、X-Ecutionersのアルバム『Built From Scratch』に入っています。2020年、LINKIN PARKの『Hybrid Theory (20th Anniversary Edition)』に収録され、YouTubeにも音源がアップされました。これほどまでに素晴らしい曲をずっと知らなかったのは痛恨の極み。しかし、いつ聴き始めても遅くはありません。2倍のDECADEを経た今でも、鋭利なラップと狂気のスクラッチが輝きを放ちます。

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Written by fujiokashinya

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