TM NETWORK「HERE, THERE & EVERYWHERE」:冬の星空でメロディと言葉が出会い、人々に降り注ぐ

fujiokashinya
Jan 3, 2022

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TM NETWORK「HERE, THERE & EVERYWHERE ~冬の神話~」は、1987年にリリースされたアルバム『Self Control』の最後を飾る曲です。優しく手を握るような温かみのあるメロディは、小室さんが10代のときに書いたものが原型になっていると言われます。メロディを包み込む音は軽快で親しみやすく、なかでもホーンが生み出すポップかつファンキーな響きは身体を芯から温めてくれます。

ギリシア神話をモチーフにしたロマンティックで切なげな歌詞とメロディが一体化して、聴く人の心を隅々まで満たします。サビの ♪I’m crying and I know I’ve got found love♪ は、口ずさむと心地よくなる譜割と言葉の組み合わせであり、僕が特に好きなところです。2021年12月に配信された〈How Do You Crash It? two〉では、生のコンサートではないにもかかわらずサビをsing-alongせずにはいられなかった。

僕は2013年の〈TM NETWORK FINAL MISSION -START investigation-〉で「HERE, THERE & EVERYWHERE」を初めて生で聴き、ウツの歌を通して届けられたメロディの美しさに魅了されました。その素晴らしさはCDで聴いて充分理解していたと思っていましたが、やはり生で聴くことのインパクトは大きいものがあります。YouTubeで公開されている映像は、2015年における〈TM NETWORK 30th FINAL〉でのパフォーマンスです。ギターやドラムが存在感を示すバンド・サウンドに支えられ、メロディの良さがストレートに伝わってきます。

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Written by fujiokashinya

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