Steve Aoki and Monsta X「Play It Cool」:音の余白に広がる歌声のアンサンブル
新たに誕生したSteve AokiとK-POPのコラボレーション。彼と7人組グループMonsta X(몬스타엑스)が組み、「Play It Cool」という曲を世に送り出しました。Monsta Xのリップシンクや切れ味鋭いダンスをフィーチャーしたミュージック・ビデオも公開されています。
Steve Aokiは、重厚な音を積み重ねるEDMスタイルの一方で、「Play It Cool」のように余白を感じさせるエレクトロニック・ミュージックも得意としています。濃厚なベースとキックの音に魅せられ、音の輪郭をなぞって味わいたい。音の余白は、Monsta Xの透き通ったボーカルを強調し、彼らの歌の世界にすべての聴き手を巻き込みます。
BTS「The Truth Untold [feat. Steve Aoki]」、BTS「MIC Drop -Steve Aoki Remix-」、Steve Aoki「Waste It On Me [feat. BTS]」など、Steve AokiはすでにBTSとのコラボレーションをいくつか実現させ、K-POPの拡張に一役買いました。それらに続く「Play It Cool」もまた、K-POPのマーケットを広げる役割を担うことでしょう。アメリカのマーケットで存在感を示すアーティストとの共作によって、K-POPがアメリカという高い壁を越えて拡張する可能性が高まります。
もちろん、K-POPはそれ自体が拡張する力を持っています。個々のグループの人気には波がありますが、K-POPという単位で見ると次々と新たなアーティストが生まれており、新たな風を吹かせます。僕はBTSをきっかけにBLACKPINKを聴き、そしてこのコラボレーションでMonsta Xを知りました。K-POPの層の厚さには驚くばかりです。