Mike Posner and Seeb「I Took A Pill In Ibiza」:晩夏を思わせるエレクトロニック・サウンドの戯れ
2 min readAug 14, 2019
昼休みにカフェで流れてきたエレクトロニック・ミュージックがとても心地好かったので、Shazamアプリでタイトルを調べました。その曲は、Seeb(Simen EriksrudとEspen BergのDJ/producerデュオ)がリミックスした「I Took A Pill In Ibiza」です。
オリジナルを歌うMike Posnerは、AVICIIの友人としても知られているそうな(この曲の歌詞にもAVICIIの名前が登場する)。…オリジナルもSeeb Remixも結構有名だそうで、今さら知ったのかよという感じですが。
オリジナルは2015年にリリースされ、Seeb Remixは2017年のコンピレーション・アルバム『EDM ULTRA BEST』で聴くことができます(もちろんストリーミング・サービスでもアクセスできます)。Seeb Remixの良さは、何と言ってもそのループするエレクトロニック・サウンドですね。曲が始まって1分が経ったところから始まる音は格別です。
ベースやキックを分厚くした肉食的な音とは異なる、繊細ともいえるアプローチで、聴き手の身体に伝わる音です。音がぐるぐると身体に巻き付き、心に侵入してくる。その音に絡め取られると、そう簡単に逃れることはできません。音がまとう哀愁は、聴き手の心の中にも染み込んでいくのです。