LINKIN PARK「Cut The Bridge」:跳ねるリズムが曲を牽引し、リズミカルなフレーズが高らかに響く

fujiokashinya
Jan 2, 2025

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2024年11月にLINKIN PARKの新しいスタジオ・アルバム『From Zero』がリリースされました。アルバムを構成する曲はいずれも個性的で、バンドのNew Chapterを存分に楽しめます。プロデュースしたのはMike Shinodaです。共同プロデュースにBrad Delson、さらにドラマーとして加入したColin Brittainが名を連ねます。過去の作品には見られなかったアプローチが散見されるのは、少なからずColinの影響もあるのではないでしょうか。

ここ数年、僕はリズムに注目して音楽を聴いています。2024年に入ってからは音源でもライブでもスネアに意識を向けることが多くなりました。このアルバムでも同様で、好きなリズムの曲がいくつもあります。そのひとつが「Cut The Bridge」です。Colinの叩くリズミカルなスネアの音が曲を牽引します。跳ねる感じで刻む乾いた音が心地よい。

アルバムには魅力的な歌メロの曲が多く、いっそのこと全曲と断じても過言ではありません。それでも好きなメロディを挙げるなら確実に「Cut The Bridge」はリストの上位に入ります。Emily Armstrongの歌う♪Cut the bridge we’re on♪が胸を締め付けます。リズムに惹かれ、メロディに魅せられ、聴き手である自分の耳と心は忙しい。

加えて、リズミカルに響く♪[cut it down / cut it down / down / cut it / cut it down]♪のフレーズが記憶に残ります。ライブでリズムの嵐に包まれながら叫びたいフレーズです。2025年のワールド・ツアーに日本での公演も組まれており、果たしてライブで体験するという夢は叶うでしょうか。新旧問わず聴きたい曲は山ほどあるので、欲張りな夢ではありますが。

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