BTS「Permission to Dance」:明るく弾ける音に背中を押され、踏み出す一歩

fujiokashinya
Jul 14, 2021

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Butter/Permission to Dance

「Butter」に続き、BTS방탄소년단)が世に送り出した新曲は、「Permission to Dance」というタイトルの爽やかなポップ・ソングです。こういった親しみやすい歌もまた彼らの魅力のひとつであり、多くのファンを惹きつけます。なお、2019年に「Make It Right」の制作に参加したEd Sheeranがソングライティングに加わっていることも話題になりました。

ギターやホーンなどの音が明るくて、そのポップさが心地好い。なかでもストリングスの音は、あるときは爽やかな風を思わせ、またあるときは哀愁を感じます。力強く響き、背中を押してくれる瞬間もあります。多彩な表情を見せ、多様なイメージを抱かせるその音に魅せられます。

BTSの曲はベースに注目して聴くことをおすすめします。「Permission to Dance」でも、ギターやストリングスと交差しながらベースの音が素敵に響きます。芯のあるボトムがあってこそ、明るい音が引き立ちます。インストゥルメンタルも聴けるので、心地好い音のレイヤーを感じてみましょう。

リリースと同時にミュージック・ビデオが公開されました。踊る楽しさが溢れんばかりに詰め込まれています。印象に残ったのは、演者がマスクを外して放り投げるシーンです。それもあって、Chorusの冒頭で登場する ♪I wanna dance/The music’s got me going♪ という歌詞が胸に響きます。音に乗って人々に届き、その背中を押す言葉です。

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Written by fujiokashinya

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