BLACKPINK「Lovesick Girls」:聴き手の心を鮮やかな色に染めるPOPS/EDM
BLACKPINK(블랙핑크)がアルバム『THE ALBUM』をリリースしました。アルバムのリード・トラックと位置づけられ、リリースと同時にミュージック・ビデオも公開された曲が、「Lovesick Girls」です。
ポップスとEDMをブレンドしたサウンドは、ポップで聴きやすく、同時に身体を熱くさせます。ベースの音がぐいぐい引っ張るところや、アコースティック・ギターの音を効かせているところが印象に残ります。歌メロもキャッチーで耳に心地好く響き、特にChorus冒頭の “We are the lovesick girls” が好きです。ビビッドな色を思わせるこういうメロディや、言葉が滑らかに流れる詞の乗せ方は素晴らしい。
Selena Gomezとの共作「Ice Cream」やCardi Bが加わった「Bet You Wanna」のように、目を引くコラボレーションがこのアルバムの魅力のひとつです。そこには、David Guettaが参加している「Lovesick Girls」も含まれます。この曲のソングライティングに加わっているのは彼だけではありませんが、その名前を見つけたときは自然と期待が膨らみ、実際に聴いてみるとお気に入りの一曲になりました。
このDECADEでEDMはポピュラリティを獲得して、ポップスと領域を共有するようになり、その結果を「Lovesick Girls」のメロディやサウンドに見ます。ポップスともいえるし、EDMともいえる、そういう音楽が好きです。4人のボーカルとラップがカラフルに絡み合い、軽やかに音に乗り、緩急をつけて、聴き手の心を鮮やかな色に染め上げる「Lovesick Girls」。K-POP loverもEDM loverも一緒に盛り上がりましょう。