BLACKPINK「As If It’s Your Last」:ポップさが際立つメロディ、カラフルに移り変わる音

fujiokashinya
3 min readApr 4, 2019

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K-POPはどこまで拡張するのでしょうか。K-POPを聴くようになってからというもの、個々のグループの活躍と同時に、K-POPという集合体の広がりに注目しています。K-POPはジャンルというよりは、インターネットにおけるタグのようなものです。ひとつのグループが注目されると、派生的に他のグループにも注目が集まる。K-POPはその構成要素を追加・刷新しながら、ワールドワイドに拡張し続けます。

僕が興味を持っているK-POPグループのひとつがBLACKPINK(블랙핑크)です。オリジナルの「Playing With Fire」や「Forever Young」、Dua Lipaと共作した「Kiss And Make Up」などの曲を聴いてきました。歌やラップの構成、曲のアレンジ、ミュージック・ビデオの演出などからすれば、韓国や日本のみならず、アジア各国、ヨーロッパやアメリカにファンが増えているのも頷けます。

シングルとして現時点では最新の「As If It’s Your Last」もまた、さまざまな魅力に満ちたポップスです。曲の展開が起伏に富んでおり、移り変わる音のカラフルさから、僕は明るい印象を受けました。具体的な音というよりは雰囲気という意味ですが、サンバのようなラテン・ミュージックやEDMを感じる瞬間もあります。あまり定型的な構成ではなく、表情を変える展開がおもしろいと思います。何が飛び出すか楽しみなトイ・ボックスとでもいいましょうか。

その中でも際立つのはメロディの良さですね。ポップな色合いを散りばめたミュージック・ビデオにも合います。特にChorus部分のメロディは一段と明るくて爽快感があり、耳に心地好い。それはボーカルを担当するメンバーの魅力だということもできます。メロディの良さをストレートに伝えてくれる歌声、繰り返して聴きたくなる伸びやかな歌声です。

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