AVICII「You Make Me」:ピアノが醸すロック・テイスト、エレクトロニック・サウンドで満たされる音楽空間 ◢ ◤

fujiokashinya
2 min readDec 18, 2019

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AVICII「You Make Me」は、2013年にリリースされたアルバム『True』に収録されている曲です。分厚く太いピアノの音から始まるイントロが印象に残り、ロックに匹敵する力強さを感じます。シンセサイザーの音を前に出すChorus部分は紛れもなくEDMスタイルなのですが、裏で鳴り続けるピアノの音はロックのフレーバーを感じさせます。音に対する解像度を上げながら聴くと、異なるスタイルの音が交差して聴き手に迫ってくるのがよく分かります。

ボーカルをとるのは、Salem Al Fakirというスウェーデン出身のミュージシャンです。高めの歌声がこの曲によく合い、生命を吹き込みます。彼はソングライターとしてAVICIIの作品によく参加しています。先日のAVICII TRIBUTE CONCERTにはVargas & Lagola(Vincent Pontareと組んだソングライティング/プロデュース・チーム)として参加し、「You Make Me」を含むいくつかの曲でボーカルや演奏を披露しました。

2014年には、AVICII自身がリミックスした「You Make Me -Avicii by Avicii-」が発表されました。オリジナルよりもハウス・ミュージックに寄っていて、エレクトロらしい音の連鎖に心地好く酔うことができます。静と動の落差、起伏が印象的だったオリジナルに対して、空間をエレクトロニック・サウンドで埋めるアプローチ。その違いやそれぞれの魅力を味わってみてほしいと思います。

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Written by fujiokashinya

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