福島克彦『明智光秀 織田政権の司令塔』:信長のもとで光秀が進め、秀吉に継承された新たな支配システム明智光秀は本能寺で織田信長を討ち、豊臣秀吉に敗れ三日天下に終わる。光秀について通り一遍のことしか知らなかった自分にとって、2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』は新鮮でした。フィクションで補う部分は少なくなかったとはいえ、ドラマはステレオタイプに凝り固まった光秀のイメージを覆すこと…2d ago2d ago
My Favorite Blue Note compiled by Chihiro Yamanaka:ジャズ・ワールドを拡張させる13曲の水先案内人山中千尋が編んだコンピレーション・アルバム『My Favorite Blue Note』が2014年にリリースされました。Blue Note Recordsの曲をセレクトし、自身が新たに録音した曲を加えた一枚です。CDでは山中さんが綴った各曲のライナーノートも読めます。4d ago4d ago
Fort Minor「In Stereo」:沈むような重いリズムに支配され、鎖のようにラップが絡みつくLINKIN PARKとは別に、Mike Shinodaは個人プロジェクトFort Minorでヒップホップに特化した音楽を追求しています。とはいえプロジェクトが動く機会は多くありません。Fort Minorのアルバムは、2005年にリリースした『The Rising…6d ago6d ago
DUBVISION and SICK INDIVIDUALS「Endless Dreamers」:爽快感を残すシンセサイザー・サウンド、胸を締めつけるメロディの流れエレクトロニック・ミュージックの世界で輝くふたつのデュオ、DUBVISIONとSICK INDIVIDUALS。ともにオランダ出身であり、ワールドワイドに活躍するDJ/producerを輩出する国のひとつです。ヨーロッパのEDMカルチャーにおける層の厚さを改めて実感します。Jun 12Jun 12
Swedish House Mafia「Can U Feel It」:ステージで融合して相乗効果を引き起こすハウス・ミュージックSwedish House Mafiaの『Paradise Again: The Live Album』や、メンバーが出演したTomorrowlandのライブ音源を聴くと、再結成後の核となっている曲がいくつかあるのに気づきます。その例が「Can U Feel…Jun 10Jun 10
TM NETWORK「ある日ある時いつか何処かで」:近づく言葉と遠ざかる言葉、音と声の印象を操るミキシングTM NETWORKの「ある日ある時いつか何処かで」は、2014年のシングル「LOUD」とアルバム『QUIT30』に収録された曲です。…Jun 8Jun 8
shallm「ハイドレンジアブルー」:雨の滴が彩る青、歌声に漂う切迫感2024年の頭にリリースされた「まっさかさマジック!」でshallmを知りました。よく通るボーカルと印象的なフレーズを生み出すバンド・サウンドの相性が良くて、とても好きです。そして6月、紫陽花の季節にshallmは「ハイドレンジアブルー」という曲をリリースしました。10月に発表し…Jun 5Jun 5
Hello Sleepwalkers「百鬼夜行」:ふたつの歌声がサビメロの魅力を最大限に引き出す2014年にリリースされたHello Sleepwalkersのアルバム『Liquid Soul and Solid…Jun 3Jun 3
Takashi Utsunomiya「あてのない闇」:ボーカルとメロディとサウンドが描く別れの後ろ姿1992年にソロでデビューしたウツは、T.UTUとして二枚のアルバム、BOYO-BOZOとして一枚のアルバムをリリースしました。そして1996年に宇都宮隆の名義でアルバム『easy…Jun 1Jun 1